業務内容

型枠工事とは、建築物の基礎を形作るために、設計図に基づいて梁や柱の型（器）を木材や金属などの材料で作り、その中にコンクリートを流し込む工事です。コンクリートが十分に固まり、強度が確保された後に型を取り外し、建物の主要構造が完成します。

この工事の役割は、単に型を組み立てるだけではなく、精密な寸法管理と強度計算が求められる重要な工程です。分かりやすく例えるなら、「プリンの型を作る仕事」に似ており、型がなければ建物の形を整えることはできません。

型枠工事には大きく分けて「型枠大工」と「型枠解体工」の2つの職種があり、それぞれの技術が組み合わさることで、建築の基礎が作られます。

近年では、電動ドリル・電動丸ノコ・釘打ち機などの電動工具が主流となり、施工効率が大幅に向上しています。さらに、図面の作成や拾い出し作業にはCAD（コンピューター支援設計）を活用するケースが増えており、より正確かつスピーディーな施工が可能になっています。